出雲ドーム - The Dome

出雲ドーム

このほど、日米財団の方々と出雲市へ出掛け、建設中のドームの見学に行きました。岩国市長が一行を案内し、私は説明のお手伝いをしました。以前、建築技師をしていたことから、ドームについて説明するのは私に取りたやすいことでした。ドームの建設には、アメリカ・オレゴン産のオレゴン松を層状に張り合わせた巨大な梁が用いられます。積層木材は軽くて大変強いものです。既に梁を支える大きなコンクリートの支柱は完成していました。屋根の中心は地上に置いてありましたが、いつでも持上げられる状態で、全体の眺めは巨大な蜘蛛の様でした。六月に釣り上げられる予定ですが、完了するまでに数週間かかると見られています。その時になったら、また行こうと思います。

新しいドームは、スポーツや展示会、一般行事などに利用されることになっています。中世の出雲大社と同じ、四十八?の高さに設計されているため、完成したドームは市内のどこからでもよく見えることと思います。これは、出雲大社に敬意を払い、ドームに象徴的な意味と神秘的な魅力を与えるためです。いずれにしても、ドームは出雲市民に利便性と憩いの場を提供する貴重な施設となることでしょう。

ドームは来年オープンする予定ですが、正式な日程が決定したらお知らせします。記念式典に出掛けるのが今から待ち遠しいです。理由は様々ですが、一つはアメリカ産の建築材が使用されていることと、もう一つは当日、一生記憶に残るような催し物があるのではないかと期待しているからです。皆さん、御一緒しませんか。