新たな旅 - A New Trip

長い長い休暇の最後の日となった5月6日の日曜日、私は家内と旅に出ました。まず最初に訪れたのが恵曇にある恵曇神社です。この神社には磐坂日子尊(いわさかひこのみこと)という神様が祭られていますが、ただただすばらしいの一言に尽きます。数えてみたところ、少なくとも20体のさまざまな種類の彫刻がありました。もっとあるかもしれません。皆さんも行って数えてみませんか。今まであのような美しい作品を目にしたのは初めてでした。また行くつもりです。55年前に建て直された神社より、彫刻群の方が古いことは容易に察せられます。私たちはそこに長い時間いました。

私は彫刻の題材の、その多彩さに魅了されてしまいました。龍、うさぎ、鳳凰、かめ、つる、タカ、とら、獅子、たい、キリン、サギ、松、竹、梅、ひょうたん、ぶどう、ぼたん、ラッパズイセン、菊、かご、雲、それに波頭などがありました。私の知らないものも2、3あったので、だれかに尋ねてみようと探しましたがだれもいませんでした。がっかりです。今度行くときは予約を取っておこうと思います。いずれにせよ、この神社はこれまで見てきた多くの神社の中でも、最も興味をそそられる所でした。お出掛けになることがあれば、20以上の彫刻が見つけられるかどうか注意深く見てください。

恵曇を後にした私たちは次に“以前行ったよしみ”で手結浦(たいのうら)と片句(かたく)を訪れました。もうそこには何年も行ってなかったのです。その後恵曇に戻り山道を通って六坊の町に向かったのですが、道中冷や汗ものでした。その山には、だれかがやってきたら邪魔してやろうと待ち構えている、崩れそうな石から成る崖が随所にあったのです。細心の注意を払ったため事故を起こすこともなく、すばらしい旅となりました。ゆっくり運転したため無事通り抜けることができたのです。秋鹿で、ある寺院に立ち寄ってから農道を運転して家路に着きました。とてもすてきなドライブでしたが、最後に古い半鐘を見かけました。皆さんは本物の半鐘をご覧になったことがありますか。