自転車 - Bicycles

自転車

自転車発祥の地はヨーロッパだそうですが、最も普及している地域はアジアです。あらゆるところで自転車を目にします。日本では自転車が、それに乗る本人にとっても、歩行者やほかのすべての乗り物にとっても最も危険な存在となっています。路地から飛び出してきたり、交差点の赤信号を無視したり、通行人や車がいるにもかかわらず我が物顔で通行するためです。2列、3列に広がっては、車や歩行者に迷惑をかけたり危険な目に合わせていますが、彼らは気にも止めていません。子供と一緒に三人乗り、中には四人乗りをしているお母さんもいます。このような乗り方は、自分の生命だけでなく我が子の命までも危険にさらします。

自転車を規制する法律はないのでしょうか。法律を遵守している人もいるものの、交差点での信号無視、一時停止の無視、駐車違反を至る所で目にします。どうしてこのような違反が起きるようになったのでしょう。多くの場合、彼らは両親を手本にしているのです。ときには、先生や自転車に関する法律を守らない老人さえもお手本にしています。

自転車に乗ることは綱渡りと同じです。綱渡りはサーカスでやるものであって、わずかなミスが人を傷つけたり死亡させることにつながりかねない路上ですることではありません。私は一度、自転車に乗った男の子が車の目の前で転倒するのを見たことがあります。ドライバーが自分の子供にけがを負わせるほど必死の急ブレーキをかけたおかげで、男の子は無事でした。しかしそのとき、この男の子はなんと笑っていたのです。 信号無視は、自転車に乗るほとんどの人たちにとって当たり前のことのようです。自分自身の生命、そして他人の生命を奪うことのないよう、自転車、車の区別なく規制することのできる何らかの交通法規が必要なのです。