加茂 - Kamo

加茂

加茂は広島へ通じる国道54号線の宍道と三刀屋の間に位置する人口約7000人の町です。過去30年間この数字に大きな変動はありません。清潔で松江と大都市広島のどちらにも近いというのがその理由でしょう。

加茂はメロンとブドウを主な産物とする農業の町です。町内にある神原神社には、日本最古の古墳の一つがあるといわれています。

私には加茂出身の友人が何人かいます。花見の時期である4月半ば、同町を訪れました。のどかで落ち着いた小さな町の持つ情緒、小さな店、気さくな人々に私はいつも居心地のよさを感じます。

加茂は斐伊川に流れ込む赤川沿いにある町です。赤は、上流で採れる砂鉄から来ています。赤い色は須佐之男命に退治されたヤマタノオロチの血の色という伝説もあります。ロマンチックで私のおきにいりの伝説の一つです。

加茂には長谷寺と光明寺という2軒のすばらしい寺院があります。どちらも三十三番札所といわれる仏教の巡礼所の行程の一部となっています。

加茂はたいへん小さな町ですので、お祭りというものがほとんどありません。主なものに、加茂どんと祭り(ドント フォーゲット)というのがあり、11月の7、8日に催されます。どんなお祭りにも引かれてしまう私は、次にこのお祭りがあるときは観にいこうと思っています。

小さな町のお祭りは最高です。それを観て理解することにより、日本についてより一層理解を深めることができるのです。皆さん、私と会場でお会いしませんか。