風鈴(ふうりん) - Furin (a wind-bell)

風鈴(ふうりん)

風鈴は、金属製または陶製の釣り鐘型の小さな鈴で、日本の夏の風物詩の一つです。日本の人々は、蒸し暑い夏が来ると風鈴を軒先に吊り下げ、風に揺れる音を聞いて涼を感じ、楽しみます。釣り鐘の舌に吊るされた短冊が風に揺れ、舌が釣り鐘に当たって鳴る仕組みになっています。

短冊には五・七・五の音節から成る俳句を書きます。俳句はわずか17音の中に季節感と作者の心情を詠み込んだ定型詩で、必ず季語を入れることになっています。短冊に書かれた俳句によって、さらに風情が増します。このように俳句と風鈴は密接な関係があり、風鈴は俳句の夏の季語になっています。