考古学的発見と論争 - Archeological Findings and Debate

考古学的発見と論争

古墳時代の遺跡から見つかった貴重な遺品やそれ以前の加工品の遺物を調べてみると、日本の歴史上の出来事が実際に起こった時期を知ることができます。鉄器や青銅器の発見は、中国や朝鮮半島と交流があったことを物語っています。世界で最も進んでいた日本の石器時代が完全に終わりを告げたのは、わずか1000年前のことでした。

このことは当時、異なる人種や部族がまったく交流がないまま日本列島に存在していたことを意味します。鉄器を使用している部族もいれば、まだ石器時代そのままの生活を営んでいる部族もいたのです。また、日本の焼き物は、世界でも最古の歴史を誇っています。このように、日本はさまざまな点において特異な国であり、日本の歴史に対する私の探求心は決して衰えません。

この国全体が、社会的活動や政府の特別な実験のようでした。力のある人々、または知恵のある人々のお陰で、日本は、本当にすばらしい文化と生活様式を発展させました。日本人の倫理感は、人々を穏やかで、誠実で、勤勉な民族へと導きました。また、伝来したさまざまな宗教も、人々の生活に適した形で既存の宗教に融合されました。

茶道、絵画、彫刻、金属細工、舞踊、演劇といった芸術も、中国や朝鮮半島の影響を受けています。宗教は、世界の至る所から伝来しました。ほかの伝説よりはるかに長い歴史を持つ民話には、中国や朝鮮半島のみならず、ヨーロッパ、南太平洋とも交流があったことが示されています。皆さん、日本の生活様式やその起源を知ることは、おもしろいと思いませんか。こんなことを調べていると、私は胸がわくわくしてきます。一生この国についての勉強を続けたいと思っています。