安来と安来節 - Yasugi and Yasugi-bushi

安来と安来節

現在発展を続ける安来市は、松江市と米子市の間に位置しています。気さくで親切な人々の住むこの街に私は毎週出掛けます。清水寺や足立美術館の他に、是非訪れてみたい歴史的名所が数多くあります。もし疑うのなら、安来の街を隈なく廻り、出来る限り多くのものに触れて下さい。私の言うことが本当だということを分かって頂けると思います。

例を挙げると、八月十五日、十六日の二日間に渡って、日本で最も難しい民踊と言われる安来節の大会が開催されました。通常一人で踊るこの民謡の踊りは大変滑稽で、米作農家の生活に関する知識があればさらに可笑しさが増します。事実、日本の祭りの多くは稲作に関連したものです。安来には数多くの安来節教室があります。私の友人の荒木さんも自ら演じる傍ら、講師として指導も行っています。この踊りをまだ見たことが無ければ、一度御覧になって下さい。滑稽な安来節は、全国にその名を広く知られています。

踊り手の顔を模ったお菓子があり、この地方を訪れる観光客の間で大変な人気となっています。娯楽施設に恵まれ、工場も多数立地している安来市は、急速な発展を見せています。増加し続ける人口は、躍進する街の象徴です。優秀な高校もあり、野島貞夫氏や林満氏といった情熱に溢れた先生方がいらっしゃいます。二人共私の友人であり、英語を担当している若くて有能な先生です。

安来には市の現在と未来の為に進取の気性を持って奉仕しているライオンズクラブがあります。この素敵な小都市は、山陰での私の経験に様々な影響を与えてくれました。皆さんも安来に出掛けてみませんか。