もんぺ - Mompe

もんぺ

「もんぺ」は動きやすいことから、今日でも女性の間で仕事着として広く愛用されています。素材の多くは「かすり」で、藍色に染めた糸をいろいろな模様に織ったものです。もんぺはゆったりしたズボンのような形をしており、かつては地域によって「たっつけ」、「ふんごみ」、「カルサン」など、いくつもの呼び名がありました。現在では「もんぺ」が共通して用いられているようです。

もんぺの人気は、アメリカを始め海外でも広まっています。私のフロリダの友人は、庭いじりをするとき、そして街にショッピングに出かけるときでさえ、もんぺを履いていきます。主婦にとって、もんぺは動きやすく、お洒落なものなのかもしれません。とても実用的なので、アメリカでは輸入している商社もあるほどです。

もんぺは、田舎から都市部へと広まりましたが、「割烹着」は逆の流れをたどりました。これは大きなエプロンと考えればよいでしょう。昔は料理中の女性が着物が汚れないように、台所で着用するものでした。しかし、習慣とは変わるもので最近では、割烹着を着たまま近所の店で買い物をしている女性をよく見かけます。 このような傾向はあまり良いとは思いませんが、このため現在の割烹着はレースやさまざまな色を取り入れた、とてもファッショナブルなものになっています。

今では割烹着を着る人は多くありませんが、大規模な茶会ではお茶の準備をするのに適しています。農家の女性たちの多くは、服が汚れるのを防ぐために現在でも割烹着を着ます。 もう一つ、昔からの衣服として、「じんべえ」というベストに似た形のものがあります。しかし、古い布を縫い上げていくという本来の方法で作られたものは、現在ほとんど残っていません。私の手元に2着ほどありますが、昔の日本人が質素さと実用性を尊重していたことを物語るものとして、とても大切にしています。

私の国、アメリカでもさまざまな形で古い服を活用していますが、日本に来て同じ慣習に出会いました。国によっていろいろな違いはあっても、古くなった衣服をリサイクルするという点では共通しているようです。できる限り多くのものをリサイクルしていきたいものです。