食べ物の歴史 - The History of Food

今の日本では、私たちはマクドナルド・ハンバーガーやケンタッキー・フライドチキンや、その他たくさんのファーストフードを食べていますが、古代の日本人は何を食べていたのでしょう。これが今回の調査のテーマです。

日本における食べ物の歴史は、縄文時代、あるいはそれ以前までさかのぼります。当時は、魚介類が一般的な食べ物でした。ハマグリ、ホタテガイ、アワビを始めとする約300種類の貝や、タイ、コイ、スズキ、ウナギ、さらにはウニ、タコ、イカなども食べました。居住地周辺の山に住む野生動物を狩るのも、蛋白源を得る一つの方法でした。

獲物の多くは、シカ、イノシシ、ウサギでした。ツル、タカ、カモ、キジなど数種類の鳥も食料として用いられました。中には、生で食べるものもありました。主な作物はウリ、クルミ、クリ、サンショウでした。また、何かデンプンを含む食べ物もあったに違いないと思います。たぶん、タロイモなどの根菜類が自生していたでしょう。野生の穀物もあったはずです。

このように古代の食料を推測できるのは、発見された貝塚に、先ほど挙げたような食べ物の残物がたくさん含まれているからです。また、食べ物の容器から、冬や食糧難に備えて食べ物を保管したり貯蔵する習慣もあったことがわかります。乾燥させるというのは、とても古くから用いられてきた食べ物の保存方法ですが、おそらく古代の日本人も同じことをしたのでしょう。そうするのが常識ですし、常識が生命を救うのです。

弥生時代(紀元前300年〜紀元300年)になると、海水から塩を採取し、それを食べ物の保存に使用するようになりました。 縄文時代の祖先たちが、今の私たちとほぼ同じ物を食べていたなんて、興味深い話ではありませんか。