国際交流学生 - International Students

8月17日、島根国際交流センターから外国からの学生団体を前に講演をするよう依頼を受けました。日本語を学ぶため来日した彼らでしたが、日本文化と日本人の心についても学びたがっていました。ある国について学ぶにはそれが最良の方法だと思います。

日本文化をテーマにした講演は当初45分間の予定でしたが、私が話を終えたのは1時間半後のことでした。私の日本文化への造詣が深いからではなく、学生たちからたくさんの質問を受けたからです。質問を受けるというのはとても気分の良いものです。私の教え子たちは普段質問をしません。彼らはお昼を食べたりデートをしたり友人たちとおしゃべりしていたいのです。

しかし、今回来日したアメリカ人やほかのいくつかの国から来た人たちは、日本文化に対したいへんな関心を持っており、食事の時間になっても質問をやめることができませんでした。そのため15分遅れました。 どうして外国人はあれほど必死に勉強するのでしょうか。アメリカの短大生の平均年齢は約30歳、4年制大学の場合約40歳です。ほとんど信じられないですね。 アメリカ人は22才で大学を出ても、再び戻って自分のスキルを磨き頭の老化を防止する必要性を感じているのです。

国際交流の会合に参加した学生の中に、スイスからいらした一人のご婦人がいました。60才を過ぎてなお日本語と日本人についてできる限りのことを学ぼうとしておられるたいへん意欲的な方です。驚いたことに彼女は、日本の人々が自国のすばらしい文化を失ってしまうのではないかと心配していらっしゃっいました。私は彼女に、日本のこの地方に住む人々は自分たちの優れた文化に対して高い関心を持っており、日本文化はこの地で生き続けるでしょうと応えました。

われわれの美しい街を訪れ福村家に滞在できることを彼女はとても喜んでいました。 彼女はスイスで国連の仕事に携わっていますが、日本語教室に出席するためこの地を訪れのです。この心意気こそ、私たちみんなに必要なものです。頑張りましょう。