老人 - Old Folks

老人

老人とはどういう人たちを指すのでしょう。老人についてどんなことを知っていますか。老人とは、周囲の何ものに対しても貢献する意欲を失ってしまった人たちのことです。彼らは老人ホームに閉じこもり、社会、友人、隣人たちから身を引いてしまうのです。

これは好ましいことではありません。 ゲートボールはお年寄りに向いたスポーツですが、これまで見た中で一番よかったのは、お年寄りと若者が一緒にプレーした試合でした。多くの若者は、お年寄りが人生についてどのように感じているのかすら知りません。お年寄りの記憶は、両親から与えられるだけ与えられて育った今日の若者にとりたいへん貴重なものなのです。

現代人は戦争、飢餓、貧困、困難な仕事といったものに関する知識をほとんど持ち合わせていません。昔は、1日の仕事を終えるとだれもが疲れ果て、するのはただ寝ることだけでした。それでも、若者がお年寄りのいうことに耳を傾けさえすれば共有することのできる体験が数多く存在したのです。

私のふるさと、ニューヨークのノーウィッチでは生徒たちが週に1度、社会教育の一環として地元の老人や病気の人たちの家庭を訪門し、彼らとお話します。お年寄りは喜んでくれます。生徒たちはうんざりするかもしれませんが良い勉強です。 彼らはまた、この経験を通じて古い習慣や作法、そして昔がどういう時代であったかを学ぶことができます。おじいさんやおばあさんと一緒に暮らすというのは、昔の日本の実に良い習慣でした。子供たちはお年寄りの愛情や人となりからさまざまなことを学び、お年寄りたちも家族の役に立っていると感じることができたのです。また、父親や母親にとっても、聞く耳を持ちさえすればお年寄りは困ったときに助言を与えてくれる存在でした。

若者と老人を分け隔てるのは、アメリカ社会の非常に悪い点です。老人の社会は子供たちが入れないように作られています。高いフェンスが張り巡らされ、お年寄りはその向こう側で座ったり泳いだりゴルフをしたりお話をしています。ある人にとっては快適そうに映るかもしれませんが、子供たちがいないというのはひどい状況です。子供たちは私たちに明るさや素直にものを見る目といったものを与えてくれます。しかし、彼らが与えてくれるものの中でお年寄りが健康で楽しい人生を送るうえで真に大切なのは幸福感です。

私の母は回りに子供たちがいる間決して人生における喜びを見失うことはありませんでした。老人ホームに入ったときが母が本当に老いたときでした。今よりもっとおじいさん、おばあさんとお話しすることは大切なことだと思いませんか。試してみてください。