松江-東洋のベニス - Matsue - The Venice of the Orient

松江-東洋のベニス

私の街、私のふるさと-松江について、先日アメリカに帰った際に多くの友人に紹介してきました。 たいていの人が、松江の緑、水路、風景、歴史をとても気にいってくれました。私は世界中のどこよりもこの街が好きです。

松江は、人口約14万の島根県最大の都市です。また、日本で最も美しく、歴史のある魅力的な街です。山陰では鳥取市の方が大きいのですが、松江はまさに歴史と神話の舞台であり、過去には日本のすべての中心だった場所です。

松江に今も残る古墳、神社、寺院、慣習を通して、私たちは古代へタイムスリップすることができます。想像力をかきたてられる場所であり、だからこそ、私はこの地方の人々、歴史、文化、生活について学べる限りのことをすべてを学ぼうと努力しているのです。知れば知るほど、ますます興味がわいてきます。この地に住んだ古代人の起源を探る手がかりとなる貝塚から中央権力の発展を示す古墳まで、出雲地方が日本全体に及ぼした影響についての研究と評価を続けてきました。その結果は、とても想像力を刺激するものでした。

出雲地方の歴史は、神話の時代にさかのぼります。 松江市南東の地域は、「神々の国」として知られる古代出雲の文明の中心地であり、「古事記」(712年)に書かれている日本最初の神話の舞台でもあります。古墳や、地上にやってきた古代の神々を祭った神社がここにはあります。

これらの事実が出雲の国が日本の起源であることを物語るものでないとするなら、ほかにどんな証拠が必要だというのでしょう。 その国の時の権力者に都合の良いように作り変えられた歴史を受け入れてしまうことは、文化的遺産を否定することになりかねません。これを西洋では「ご都合主義」と呼びます。 ご都合主義とは、支配者の望み通りに状況を整え、支配者が望まないことは事実を変えてしまうことです。このような行為に、私は断固反対します。