おもちゃと鳥取 - Toys and Tottori

おもちゃと鳥取

おもちゃ!おもちゃは人類の歴史を通じ子供、ときには大人にとっても、精神そして身体の発展にたいへん重要なものであり続けました。大人のおもちゃといえば、ゴルフのクラブセットやヨット、スポーツカーといったより高価なものがありますが、子供たちにはもっと安価なものが必要です。

女の子は人形やおもちゃの家でおままごとをしますし、男の子はピストルや模型飛行機、それに戦闘的なものが好きです。女の子には家庭、男の子には戦、これが人間性というものです。幸いなことに文明の進歩とともに、先進国では戦争は随分と減りました。

日本の子供たちは、おもちゃを通じて刀や銃について学びます。アメリカの子供たちがカウボーイとインディアンごっこをするように、日本では侍と忍者ごっこをして遊びます。どうやら男の子は戦術ごっこから離れられないようですね。

肯定的な側面から見てみましょう。今年7月29日(土曜日)から8月20日(日曜日)までの間、鳥取市で国際おもちゃ博が開催されます。全世界からアメリカ、アジア、アフリカ、ヨーロッパなど50を超す国々が参加します。テーマは「おもちゃの世紀」で、ウサギ(ラビット)に見えても実はロボットという「ロビット」と名付けられたキャラクターがシンボルですが、これを理解するのは簡単です。

このおもちゃ博は過去100間にわたって作られてきたさまざまな国のおもちゃを見る良い機会です。私は中国とインドのおもちゃを見るのをたいへん楽しみにしています。この二つの国には特別な関心があるのです。

おもちゃ博には、おもちゃの病院、博物館、おもちゃに関するクイズ、風景劇場、手工芸品などもあります。 またスペシャルイベントには、私たちがこれまで見たこともないような楽器によるコンサートもあります。通常のオーケストラでもまず見ることのできない楽器です。宇宙時代の音楽もまたおもしろいことと思います。

おもちゃ博は鳥取市の美保公園周辺が会場となりますが、お出掛けの際には、道路がたいへん混雑し車を駐車するのは困難だと思います。列車を利用するのがベストでしょう。ともあれ、「おもちゃの世紀」が松江菓子博と同様成功するようみんなで出掛けましょう。私を見掛けたら「こんにちは」と声をかけてください。