成人の日(せいじんのひ) - Coming-of-Age Day

成人の日(せいじんのひ)

「成人の日」は満20歳に達した若者を祝う国民の祝日で、1月の第2月曜日がこの日に当たります。「成人した若者を祝い、彼らが自ら生き抜いていこうと自覚することを励ます日」として、昭和23年に制定されました。以前は曜日に関係なく毎年1月15日が「成人の日」と定められていましたが、2000年から1月の第2月曜日を成人の日とし、国民の祝日とすることになりました。これによって、この祝日が日曜日と重なることはなくなり、前々日の土曜日から3日続きの連休を楽しむ人が多くなりました。

成人の日には、日本中の各市町村で成人式が開催されます。成人式は、前年に満20歳を迎えた若者たちを公民館や公会堂に集め祝う公式の行事です。式典では、晴れ着に身を飾った若者たちを前に市町村長が祝辞を述べます。女性は振袖(ふりそで)、男性はスーツを着る人が多いようです。

日本では20歳になると成人と認められ、選挙権が与えられ、親の承諾なしに結婚することもできるようになります。また、酒やたばこも公認されるようになります。しかし、同時に法律上の責任も負うことになり、責任ある大人として社会に参画し、行動することが求められるようになるのです。