日本の結婚式 - Japanese Weddings

来日して以来、多くの結婚式に出席しました。最初に出席した式の一つは、私と大の仲良しの鳥取大学の吉岡ちひろ教授の結婚式でした。これはテレビでも放送されました。さらに日立金属の小林しげゆき氏の結婚式にも招待していただきました。現在彼は、アメリカにある日立金属の最新の工場で工場長をしており、幸せそのものです。アメリカの大学に通っている彼のお子さんたちも同様です。

日本の結婚式はたいていその後にとてもすてきな披露宴、またはパーティーが続きます。たくさんのごちそうが出され、時には招待客への贈り物もあります。アメリカではそのようなことはありません。パーティーを開いて食べ物を出したりはしますが、贈り物はありません。私がこれまでに出席した披露宴は実にすてきで、また食事もおいしいものでした。

その中の一つは私の昔からの友人である由緒ある景山家の皆さんが経営する一文字屋ホテルで催されました。パーティーというのはだれにとっても楽しいもののようです。気さくな招待客、音楽、おいしい食べ物、そして結婚し幸せな二人。これ以上何を望むというのでしょう。 アメリカにはお見合いという習慣はありません。すべての結婚は恋愛結婚です。残念なことに、アメリカの離婚率は高いものとなっています。しかし、このという好ましくない習慣も変化のきざしを見せ始めており、以前ほど一般的ではなくなりつつあります。

アメリカにはない日本のもう一つの習慣が養子です。夫が妻の姓を名乗り、妻の家の息子になるわけですが、時として妻が夫の姓を名乗らないこともあるアメリカ人の目にはこの制度は何とも奇妙に映ります。アメリカ人の場合結婚しても名字が変わることはありませんが、それでもまったく問題はありません。しかし、使用することはほとんどありませんが、今でも妻はミセスということになっています。日米間には結婚に関して多くの相違点があります。もし何か疑問がおありでしたら、どうぞ新聞に私あてでお手紙をください。お答えします。