母の日 - Mother's day

母の日

これを読んでいる皆さんの中に子供はどれ位いるでしょうか。質問、答え共に簡単です。私達は全員子供なのです。皆さんは昨日御自分のお母さんに電話をされましたか。昨日は母の日でした。覚えていらっしゃいましたか?。

あまり良い質問ではない様ですね。お母さん電話をかけなかったため、答えられない人が大勢いることと思います。お母さんには悲しい日だったに違いありません。 私の場合、少し事情が異なります。私の母は昨年亡くなりました。家の中の特別な場所に飾ってある母の遺影の前には新鮮な花が供えられています。

その特別な場所とは居間の中央なのですが、私達は毎日母の写真を眺め、母の偉大さ、人生を導いてくれた事、困難に遭遇した時支えとなってくれた事、病気の時には看病してくれた事、私達の愚かな振る舞いを心配し、叱ってくれた事、その時の母がとても嫌だった事を思い出しています。しかし、何にも増して心に残っているのは、我々に尽くしてくれた母の誠意です。母親の愛とは何よりも強いものです(もちろん父親の愛もですが)。こんな事を言うと馬鹿げて聞こえるかもしれませんが、大多数のお母さん、お父さんは肯いて下さると思います。

現にアメリカでは母親は誰よりも愛される存在なのです。 昨日何もしなかった人は、今からでも遅くありません、「母さん。昨日は電話をしなくて御免、すごく忙しかったんだよ」こんな事をもし言えば、私の母なら私を殺していたかも知れません。

こういうのはどうでしょう。「母さん、御免、昨日はいい日だった?花を送ったんだけど、まだ着かない?」。もちろん、近所にお母さんが住んでいらっしゃる場合は「お母さん、母の日だから花持って来たよ、少し遅くなったけどいいでしょ」と言えばいいのです。(アメリカの古い諺です)

自分の母親のことを忘れている人はいないと思いますが、もしいたら、今からでも電話をして、ほんのわずかでもお花を贈ってあげてはいかがですか。許して下さるかも知しれませんよ。日本中のお母さん、母の日おめでとうございます!。