菓子博 - Cake Festival

菓子博

第21回全国菓子博覧会が、4月23日〜5月14日までの日程で松江市立体育館、およびその周辺で開催されます。この博覧会が、市からの多大な協力、助言、後援の下開かれるのは今回が初めてのことです。松江市のような小都市で開催されるのもこれまで例のなかったことです。

会場には鮮やかな色のテントが設置され、道路も新しくなりました。川岸にはピクニックをするのにもってこいの河川敷が新しく作られました。行ってみると気持ちがいいと思います。もしそこで私を見かけたら軽く声をかけてください。

だれもがこの催しが大成功のうちに終わることを願っています。菓子博の事務局ではおよそ50万人の人出を予想しています。 国内から70を超える業者、海外からは六つの国の参加が見こまれています。スイス、オーストリア、ベルギー、西ドイツ、スペイン、フランスと、すべてヨーロッパの国です。沖縄を含む日本全国各地のお菓子が出品され、北海道からは33名が参加します。329の展示ブースが出ることになっています。

この博覧会は4年に1度開催され、開催地は毎回異なります。会場には全国各地から6万点以上のお菓子がやってきます。島根県内の菓子業者が出品できるのは、1業者当たり4品目までと決まっているため、県外の企業も商品を展示するスペースがあります。日本中の菓子業者が何らかの形で参加します。 お菓子の展示のほかにもショーや遊戯場を始め、機器の展示、音のサーカス、TSKによる展示、またそのほかの催し物も行われます。

見て楽しめる工芸菓子も100点以上展示される予定です。こうした繊細かつ独創的な職人芸には、ほとんど信じがたいものがあります。中にはデザインから完成までに2年以上が費やされた作品もあります。このエッセイのため取材に訪れた際には、私の友人であり相談相手でもある風流堂の内藤まもるさんの手によるホーランエンヤにちなんだ作品を拝見しました。彼はわざわざ時間を作ってこの博覧会についてお話してくださいました。感謝いたします。