足立美術館 2 - Adachi Museum of Art (part 2)

足立美術館 2

前回足立美術館について述べましたが、わずか1回の短い記事で語り尽くすにはこの美術館はあまりに壮大です。今回は前回の続きです。足立美術館をこの地方、あるいはほかのいかなる場所でも目にすることのできない最高の美術館に育て上げられた足立全康氏の偉業に対し、心から賞賛の意を表するためにそうするのです。

庭園はただ見事と言うほかはありません。内装の設計は美術館然としており、単に美術館として利用されている建物とは異なります。展示ウィンドウに使われている特殊ガラス、調整された棚、特殊照明、それに丁寧な案内係を始めとし、すべてが鑑賞を楽しいものにすることを意図して設計されているのです。この美術館にはおよそ30人の礼儀正しく献身的な若くすてきな女性たちが働いています。

美術館にいる間、寿立庵という茶室を訪れました。散策した庭園は美しく、静寂と平穏に満ちていました。このコラムを1、2回読んだことがあるというすてきなお嬢さんがお茶を出してくださいましたが、そうした人は日本中に大勢いるようです。この新聞がよく読まれている証です。茶室に続く道は静かで穏やかな心休まるものであり、到着するのに30分かけてしまいました。多くの錦鯉がいる大きな池のそばのレストランで昼食を取ったのですが、場所全体が夢のようでした。また行こうと思います。

今井さんとは友人になりました。彼は美術館に展示されている作品や建物の細部に至るまで精通している方です。すばらしい若者だと思います。ここにいらっしゃったら皆さんもお会いになるかもしれません。偉大な芸術とすばらしい庭園、そして気持ちの良い人々に囲まれた価値ある旅です。すてきな時をお過ごしください。