倉吉とその特産品 - Kurayoshi and Its Products

倉吉とその特産品

倉吉は鳥取県の中央に位置します。また、8世紀にはこの地方の都だった倉吉には国分寺という有名なお寺があります。ここが城下町だった14世紀には、山名氏が居を構えていましたが、山陰地方の多くの城同様、その城も今はもうありません。

今日、倉吉は人口約5万人、絣(かすり=藍で染め、模様織りの綿布)で知られる街です。 この小さくてすてきな街は、約50平方キロメートルの倉吉平野の中にあります。

地域全体に食物、機械、繊維の生産に携わっている人たちが大勢います。食物では、穀物類が平野の低地で作られており、東の丘陵地ではナシ、海岸の砂丘地帯ではブドウが栽培されています。

鳥取県のこの地域からは、多数の古墳が見つかっています。さらに、観光客向けの温泉も数多くあり、行楽地はたいへんな人気です。

倉吉の持つもう一つの魅力に、自然がもたらす美しい風景があります。胸を打つ海岸の風景、美しい大山の姿を目にすることができ、どちらも実にすばらしいものです。

緑の田畑や果樹園では、農家の方たちがとてもおいしい果物や野菜を作っています。日本全国で目にすることができる小さな農場の姿はたいへん魅力的です。これこそ観光客が求め味わう光景の一つなのです。 小さくはあっても、そこからはたくさんのものが生まれています。これは、農民たちの勤勉さと彼らが生まれたときから持っている専門的知識の一部と思われる自然に関する深い造詣によるものなのです。

アメリカでは、日本の農民は“園芸の才”があり、なんでも栽培してしまうことで知られています。アメリカ在中の日本人庭師は、皆常に引っ張りだこです。彼らはすばらしい方たちです。