ラフカディオ・ハーン - Lafcadio Hearn

ラフカディオ・ハーンはハーパーズ誌の記者として日本にやって来ました。この雑誌は今ではもうありません。それが、ハーンの日本での最初の職歴です。彼は古い日本を愛したのですが、その点、彼は私と同じ感覚を持っていたと思います。

ハーンは著書その他の出版物で日本を世界に紹介しました。彼は日本では有名ですが、外国ではそれほどではありません。

日本に来て間もなく、彼は松江にやって来て、一年あまりここに住みました。その間に、落ちぶれた武家の娘で気だてのやさしい女性と結婚し、その姓を名乗って小泉八雲となりました。最後は東京に落ち着き、1904年に五十四歳で亡くなりました。妻の節子は、その後も長生きをしています。

私はこれまでに多くの本を読みましたが、その中でも彼の文章は最高の部類に入ります。ハーンの単語や形容詞の使い方は、以前の、文章が今日よりもっと力を持っていた時代に私を連れ戻してくれます。

今日ではテレビやビデオが読書にとって代わりつつあります。偉人によって書かれた本を忘れることによって、私たちは人類が成し遂げた偉業の一つを失おうとしているのです。まったく悲劇です。

どんな本であっても、その内容と同化することは他の何物とも比べられない貴重な経験です。ハーンや他の偉大な作家の著書には、お金よりずっと確かな価値があります。もっと本を読みましょう。