レディース エン ジェントルマン! 少年少女達よ! - Ladies and Gentlemen ! Boys and Girls!

この連載もかなり長い間続いていますが、それらを読んだことがあるというたくさんのすてきな方にこれまでお会いしてきました。言うまでもなく皆さんにはそのことをたいへん感謝しています。今回は私がなぜこのような記事を書いているかについてお話してみようと思います。

まず始めに、大好きな山陰ですばらしい人々に囲まれて暮らせることをとても幸せに思っていることが挙げられます。 第2に、英語に関心のある学生やそのほかの人たちの英語力向上をお手伝いするため、平易な英語でこうしたものを書きたかったからです。やさしい単語を主体にしながら難しい単語もいくつか混ぜるよう心掛けています。難しい単語を使うのは、少し骨を折ってもらうためです。いつか役に立つことがあるかもしれません。

三つ目の理由は、興味尽きることのないこのすばらしい地域について多くの人はほとんど何も知らないという事実を私は常々悲しく思っているからです。この地方は古代の宝物や伝説、および史跡にあふれています。断言してもよいのですが、皆さんが一生この地で暮らしたとしても、そのすべてを知るとは限らないのです。

私はおもしろそうなものがある所ならどこへでも出かけるようにしています。この連載では皆さんに私が訪れた場所や知っていることをお教えするようにしています。もし私が何か間違ったことを書いたときには、きっとどなたかが山陰中央新報社に私にあてたお手紙を送り、指摘してくださることでしょう。私がとんでもない勘違いをしてもだれ一人教えてくれないとしたら、とても悲しいことです。

四つ目の理由です。英語は習得の難しい言語ですが、文字はわずか26しかなく読むのは比較的簡単です。私の知る限り、読むことは実際に英語を使うことを除き最も効果的な学習方法です。少しでも英語を話せるようになりたいと真剣に思っている読者の皆さんなら、私の書いたものを利用してくださることと思います。

5番目の理由は、私には“やさしく読める”記事、あるいはエッセイに、日本の中でもすばらしいこの地方の写真も一緒に載せ1冊の本として出版し、この地を訪れる多くの国からの観光客に紹介したいという願いがあるからです。また、日本の学生もこの本を使って英語を運用し理解する能力を向上させることができます。

そして、旅行をしたときには現地の人とよりうまくコミュニケーションを取ることができるようになることでしょう。このような考え、皆さんはどう思われますか。