うどん - Udon Noodles

うどん

うどんは蕎麦(そば)と並ぶ日本の代表的な麺類で、小麦粉に塩水を加えてこねた生地を薄く伸ばし、細く切って作ります。古くから、細くて茶色っぽい蕎麦が東日本で好まれているのに対し、太くて白いうどんは西日本で好んで食べられます。うどんは温かくして食べるほか、特に夏場には冷たくして冷たいつゆにつけて食べる「冷やしうどん」も好まれます。蕎麦と同様に、麺とつゆに少量の薬味(ねぎ、七味等)を添えて食べるのが最もシンプルな食べ方ですが、好みの具(油揚げ、エビの天ぷら、生卵、かまぼこ等)と一緒に食べることも多くあります。また、寒い季節には土鍋の中でうどんと野菜や肉をだしで煮込んだ鍋焼きうどんも好んで食べられます。

うどんの他に小麦粉で作る麺類は数種類あり、主に形状に違いがあります。うどんより細いものが冷や麦、最も細いものが素麺(そうめん)です。冷や麦と素麺は冷たくして食べるのが普通です。これらの他に名古屋の特産品に平たく細長いきしめんもあります。

麺類を食べるときには音を立ててすすり込みますが、これは麺が伸びてしまわないうちにおいしく食べるこつで、まったく無作法ではありません。